配偶者特別控除とは、配偶者の所得が一定額を超えて配偶者控除が使えない場合でも、条件を満たせば税負担を軽減できる控除制度です。
税制上は、配偶者控除を補完するための所得控除に位置づけられます。
この記事では「配偶者特別控除とは何か」を、意味・位置づけ・配偶者控除との違いの順で整理します。
実務の手順ではなく、用語としての理解に絞って解説します。
目次
配偶者特別控除とは(読み方・意味)
配偶者特別控除(読み:はいぐうしゃとくべつこうじょ)とは、配偶者の所得が配偶者控除の要件を超える場合でも、所得に応じて段階的に控除が受けられる制度です。
主に所得税・住民税の計算で用いられます。
配偶者特別控除の位置づけ
配偶者特別控除は、所得控除の中で
「配偶者控除が外れる境界をなだらかにする調整用の制度」です。
家族に関する控除の関係は次のとおりです。
- 基礎控除:全員が対象
- 配偶者控除:配偶者の所得が低い場合
- 配偶者特別控除:配偶者の所得が一定以上の場合
- 扶養控除:配偶者以外の親族
→ 配偶者特別控除は“配偶者控除の代替・補完”。
配偶者特別控除のポイント
- 配偶者の所得に応じて控除額が段階的に変わる
- 納税者本人にも所得要件がある
- 配偶者控除と同時には使えない
配偶者特別控除が使われる場面・ケース
● ケース1:配偶者の収入が増えたとき
配偶者の収入が増え、配偶者控除の要件を超えた場合。
● ケース2:年末調整・確定申告
給与所得者は年末調整、自営業者などは確定申告で適用可否を判断します。
配偶者特別控除と配偶者控除・扶養控除の違い
● 配偶者控除との違い
- 配偶者控除:配偶者の所得が低い場合
- 配偶者特別控除:配偶者の所得が一定以上の場合
→ 所得水準で使い分ける。
● 扶養控除との違い
- 配偶者特別控除:配偶者が対象
- 扶養控除:配偶者以外の親族が対象
関連する手続き・書類
- 扶養控除等申告書
- 源泉徴収票
- 確定申告書
関連語
よくある質問(FAQ)
Q1:配偶者控除と同時に使えますか?
A:使えません。条件によりどちらか一方が適用されます。
Q2:住民税にもありますか?
A:ありますが、控除額は所得税と異なります。
Q3:収入が増えると必ず不利ですか?
A:一定範囲では配偶者特別控除が段階的に適用されます。
まとめ
- 配偶者特別控除は、配偶者控除を補完する所得控除
- 配偶者の所得に応じて段階的に適用
- 配偶者控除とは同時不可
- 関連:配偶者控除/扶養控除/基礎控除/所得控除
